熱帯魚の病気と治療方法
薬欲の基礎知識
熱帯魚が病気になった場合『薬浴』といって水槽に薬を入れて治療を行います。
一週間~二週間飼育水に薬品を入れた薬浴で治療を行います。1週間程度すると治ったように見える場合もありますが、十分に完治するまでしっかりと治療を行いましょう。
・薬浴用の水槽を用意しよう
薬浴用の水槽を用意しましょう。その際は、飼育水槽の水を移して水を作ってください。
直接飼育水槽に薬品を入れると、水草が枯れたり、生分解に有用なバクテリアが死んでしまいます。
例外的に感染力の強い病気で、水槽ごと治療する必要がある場合は、水草を抜いて別に移す必要があります。
・フィルターに注意しよう
活性炭やゼオライトなどの吸着性の濾過剤を利用している場合は取り除く。薬品の効果を薄めてしまいます。
ろ剤は新品のウールのみを入れましょう
・太陽光は避ける
太陽光は避けてください。薬品によって有効成分が分解され効果がなくなってしまうものがあります。
・投薬は表示の量をしっかりと入れましょう
たくさん入れれば早く治るというものではありません。逆効果になってしまいます。
また、説明が期に従って利用すると共に、投薬時に若干の換水を行いましょう。
白点病
白点病は体表やヒレなどに白い斑点ができる病気です。鰓などまで広がり呼吸が難しくなり、放っておくと死んでしまいます。
白点描は白点虫=イクチオフチリウスによって引き起こされます。この病気は非常に感染力が強いため、早期発見早期隔離が重要です。
なお、白点虫は高温に弱いとされていますので、ひとまず、塩を添加して水温を28~30度程度にして様子を見るという方法もあるようです。
・病気の症状と発見
体表やヒレに白い斑点ができる
・感染力
病原性で比較的強い
・治療方法
塩の添加と高水温の環境
薬浴
・薬浴に用いる薬品
グリーンF・ニューグリーンF・グリーンF クリアー・グリーンF リキッド・メチレンブルー水溶液・アグテン・トロピカルゴールド
尾ぐされ病
白点描と同様に熱帯魚の病気の代表ともいえる病気で、死亡原因の上位に来る病気と言えるでしょう。
この病気はフレキシバクター・カラムナリスという病原菌によって引き起こされます。
名前は異なりますが、口に感染すれば『口腐れ病』、鰓に感染すれば『エラ腐れ病』という風に言われます。いずれもフレキシバクター・カラムナリスによって引き起こされます。
ヒレの大きなグッピーやエンゼルフィッシュなどによくある病気といえるでしょう。
・病気の症状と発見
初期症状としてはヒレの外側がにごって見えるような感じになってきて、不自然な感じになってきます。他の魚から追いかけられて攻撃されていれば、すぐに隔離して様子を見て下さい。
・感染力
感染力が強く、進行も早い
・治療方法
隔離しての薬浴
・治療薬
グリーンFゴールド顆粒・グリーンFゴールドリキッド・観パラD(旧パラザンD)・エルバージュエースなど
水カビ病
水カビ病は、何らかの原因で傷口にサブロレグニアやアクリアなどのカビが生えてしまいます。
すぐに死ぬような病気ではありませんが、エラなどに感染すれば死にますので、早急に対処しましょう。
なお、通常生体にはカビは生えませんので、しっかりと濾過をされて綺麗な環境であれば発生しない病気です。この病気が発生した場合、水質に問題があると考えてよいでしょう。
・病気の症状と発見
傷口などに、白っぽいカビというか異物が付着する。白い線のようなものが見える場合もある
・感染力
さほど強くないが治療は隔離して行う
・治療方法
薬浴を2週間程度行う
・治療薬
グリーンF・ニューグリーンF・グリーンF リキッド・メチレンブルー水溶液・アグテン・トロピカルゴールド・ヒコサンなど
エロモナス病(ポップアイ、シクリ病、鬱血病、赤斑病、松かさ病
これらの病気は、いずれもエロモナス菌というものが原因で発生します。
ポップアイは目の周りにエロモナス菌がつき目が飛び出たようになってしまいます。
赤斑病は、うろこの下に皮下出血が現れます。
松かさ病はウロコが逆立ってしまいます。これらの病気によって当然ながらそのうちに弱って死んでしまいます。
こちらの病気も水質の悪化が原因です。水槽環境を水草、フィルターなどと共に見直してみましょう。
・病気の症状と発見
皮膚に上記のような異常が見受けられる
・感染力
さほど強くないが治療は隔離して行う
・治療方法
薬浴別水槽で何度か行う
・治療薬
グリーンFゴールド顆粒・グリーンFゴールドリキッド・観パラD(旧パラザンD)・エルバージュエース